「ひと月に35日雨が降る」世界遺産の島

鹿児島佐多岬の南 約70Kmに位置する 総面積約504K㎡、周囲約132Kmの島です。
1993年に国内初の世界自然遺産として登録されました。
暖かい黒潮から生まれた水蒸気が、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)など
1000m以上の山肌を急激に駆け登る事から、降水量が非常に多い山岳島となっています。

森の特徴

屋久島 森の特徴温帯地域に位置する島でありながら、屋久島はほぼ全域が山地であり、2,000m近い山々があるため温帯から亜寒帯に及ぶ多様な植物が確認されています。
山の中腹(600~1,800m)はヤクスギに代表されるように針葉樹のスギ、ツガが多いですが、南限となっており低地では見られません。広葉樹のブナは生息せず、クヌギも南限となってます。
海岸付近の低地はアコウ、ガジュマルなど亜熱帯性の植物で、ガジュマル林は北限となってます。

屋久島 森の特徴
屋久島 森への取組み
森への取組み

屋久島 森への取組み 屋久島の約42%は屋久島国立公園に指定されており、その39%が世界遺産に登録されています。さらにその一部は原生自然環境保全地域のため、自然生態系に影響を与える行為は原則的に禁止されています。
屋久島世界自然遺産地域の保全に係る関係行政機関は、「屋久島世界遺産地域連絡会議」を設置し、遺産地域の保全管理を行っています。 島内の国有林は、林野庁の森林生態系保護地域に指定され保護育成されています。

聴こえてくる鳥や動物たちの声

海岸地域では南西諸島系の野鳥が多く、高度が高くなるにつれ、本土系の野鳥が多くなります。
春から夏にかけては、ミソサザイの美しいさえずりが白谷雲水峡やヤクスギランドの周辺で聴けます。ヒガラと共に国内では屋久島が南限となってます。
キビタキ、ホトトギスのさえずり、アオゲラのドラミングの音が山に響き渡っています。コマドリも高らかにさえずっていますが、種子島、伊豆諸島と同じ亜種のタネコマドリと言われてます。
また、屋久島が北限とされるズアカアオバトがほぼ年間を通して見かけられます。尺八のような鳴き声が特長です。
ウグイス、コゲラ、ホオジロ、コノハズクも見かけます。

四季折々の花や植物の彩り

屋久島では、標高差が2,000mほどあるため、暖温帯から冷温帯までの多様な植物が垂直分布しています。
高地には屋久島固有種が多く、ヤクシマシャクナゲ、ヤクシマシオガマ、ハナヤマツルリンドウ、低地では暖温帯系の北限種のアオバノキ、フトモモ、リュウキュウイチゴ、リュウキュウアオキなどが生育してます。
昆虫類では、本土系以外の屋久島固有種や南西諸島系のヤクシマトゲオトンボ、リュウキュウベニイトトンボ、ツマベニチョウ、クロイワツクツク(セミ)、ヤクシマオニクワガタが見られます。

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